昨日の誕生日をもって27年勤務した会社を退職。
2月中旬から昨日までは、給与が支給される休暇であり、
会社員というステータスも持っていたので、
ぐうたらしててもなんとかなっていた。
今日からは、社会的にも「無職」だし、給付や手当をもらうにしても、
自分で動かなければ、何もならない。
社会保険も、月末退職なので、ほとんどが本日で資格喪失。
(社会保険関係は、ほとんど加入は当日・脱退・喪失は翌日)
最後の給与も健康保険の天引については、引き落とし額は2倍。
これは、毎月の天引きは前月も保険料のため、退職したら、
5月分は引く手立てがないので最終給与で調整。(徴収)
という事で、退職後の各種手続き1日目。
11:00 銀行へ ー 住宅ローンの支払い方法変更
もちろん、月給はもとより、ボーナスなんぞは出ないので、
今後の支払いの方法を変更するために銀行へ。
自分で支払い管理ができればする必要は無いのだが、
あればあるだけ使える資金と思ってしまう可能性が大なので、
事前に相談を行い、以下の方法でボーナス払いを調整する相談をしていた。
打てる手は以下の通り。
方法1:ボーナス分を一括返済
最もわかりやすい方法だが、一括返済では、手元の資金が一気に減ってしまう。
収入源が「ほぼ」ないので、手持ち資金を手放すのは資金繰り悪化し、
キャッシュフロー・資金計画的にも一番の悪手。
銀行への相談の際にも、この点を懸念として説明し、
この選択肢と退職金の運用提案を同時に消去。
方法2:借入期間を延長し、月々の返済額を変えずにボーナス分を組み入れ
最もキャッシュフロー・資金計画的に予定が立てやすい方法だが、
延長するという事は、各種手数料や保証料・保険料が増える。
保証料が必要なことは説明していただいたが、
延長分の火災保険料支払いや、延長時の金利、登記内容や契約内容によっては、
抵当権変更等の各種手数料がかかる点を「こちらから」確認。
手持ち資金を手放すのもあるが、メリットに対しての支払いが多く、コスパが悪い。
また、(収入が減少&返済年齢が延びるので)保証料が高く、
保険料の支払いなどは現在支払う物と後で支払う物があり、やはり今後の資金計画に影響あり。
この選択肢も賢明ではないと判断し、消去。
方法3:ボーナス分を月々に振り分け
『方法2』に次いで、キャッシュフロー・資金計画的に予定が立てやすい方法だが、
月々の返済額が多くなり、家計への負担が一番の心配点。
自身の支出をある程度でも理解していないと破綻しかねない。
一番選択肢としてはないように見えるが、実はこの方法は結構双方にWin-Winの関係。
こちらは契約変更手数料と調整分の金利の支払いですみ(支払い金利も若干減る場合あり)、
銀行側は、残高はほぼそのままに、多少の手数料と金利収入を得る事ができる。
FPの知識を生かし、ライフ(キャッシュ)プランニングを行い、メリット「アリ」と判断。
なので、『方法3』で銀行で対応可能か依頼、稟議のための申込書を記入した。
もちろん今後の収入だけでは却下されるので、退職金額を資料として記入。
有利な金利の住宅ローンに借り換えれば、メリットもあるが、いかんせんもう団信に入れる身体ではないので、ある意味消極的選択。
12:00 市役所へ ー 国民健康保険・国民年金の加入手続き
手順1:国民健康保険加入手続き
銀行からの足で市役所へ。
国保の担当窓口へ。
さすがに1日しかも、昼時とあって若干混雑。(激混みではない。理由は最後)
通常の自己都合退職であれば、ほとんどは会社で加入していた健康保険に「任意継続加入」すれば保険料は安い。
(とはいえ、半額の会社負担分も払う事になるので、天引きの倍程度を払うこととなります。)
昔は、任意継続加入は2年間自分から脱退は不可能だったが、現在は「任意継続被保険者資格喪失申出」が保険者が受理した月の翌月1日に脱退可能なので、1年だけ加入することができるようになった。
私は、今回の退職理由が「病気療養のため」なので、雇用(失業)保険の「特定理由離職者」に該当することも考えて、減免の適用がある国民健康保険へ加入。
ただし、上記の減免は雇用保険の失業手当(求職者給付)で認定されないと適用されず、病気療養で求職活動ができないと、「雇用保険受給資格者証」が交付されないため減免申請ができない。
上記減免申請がいつまで有効かは保険者(市町村)によってまちまちなので、必ず確認の上加入判断が必要。
・会社から退職時に「健康保険資格喪失証明書」(脱退証明書)
・マイナンバーと本人確認証明書類(=マイナンバーカードだと1枚で済む)
・(保険者の思惑として口座振替を勧めているので)通帳・銀行印(が必要と、書かれている)
窓口で加入申請書を記入し、市町村によっては登録後、保険証を即時発行(印刷)
市町村としては、保険料の収納率向上のため口座振替がほぼ強制にしたい書き方だが、強制はできないので断ることは可能。
納付書払いの方がお得なので、今回はごめんなさい。
(市町村として、税・保険料の収納率の向上の課題は、納付書の関係の仕事をしていた前職で痛いほど理解できるので、いつかお役に立てるようになりたい)
加入申込書の片割れを持って、無職の私は、国民年金の加入手続きへ。
手順2:国民年金の加入手続き(保険者区分変更手続き)
書類がうまくできていて、私の居住市町村は、国保加入申込書が複写になっていて、国民年金の手続き書類に複写されている。
「退職して無職(※)になったので、第2号被保険者から、第1号被保険者への変更で~す。(笑)」と声をかけ、基礎年金番号のわかる書類(旧年金手帳)と書類を渡す。
※自営業者・無職などは第一号被保険者、厚生年金の加入者の扶養配偶者は第3号被保険者
(リンク:国民年金の「第1号被保険者」、「第3号被保険者」とは何ですか。)
向こうで処理してもらって、年金額の説明と後日納付書送付の説明、減免制度の説明で終了。
おまけ:自立支援医療受給者証記載変更(健康保険保険者変更手続き)
精神通院の自立支援医療受給者証の健康保険の保険者・記号・番号・(枝番)の変更のため、
障害福祉の担当課へ。
変更申請書を書いて、保険証の控えをされて、現在利用している申請書の修正を行い、あっけなく終了。
可及的速やかに行うべき公的手続きはいったん終了
とりあえず、現在手続き可能な異動(退職)後速やかに行うべき手続きは終了。
今回は、国保加入は確認事項と自立支援の手続きがあって窓口へ行き、流れで国民年金の手続きをした。
国保・年金の窓口が激混みではかった理由(考察)は、一部市町村ではマイナポータル等のオンラインで加入手続きはできるので、確認事項や保険証が郵送でいい人はオンライン申請可能。
また、年金の手続きもマイナポータル連携をすればオンラインで可能なので役所に出向かなくても可能。
窓口で手続きしても印鑑を使う事はなかったので、本当に便利というか、簡単な世の中になったを実感。
本日はここまで。