大家が変われば、店子も…
F1カタールグランプリでした。
コースの縁石の影響で、タイヤの安全のため、最大18周でタイヤを交換する特別ルール…
過去、2006年のアメリカGPでも、コースのバンクとミシュラン社製のタイヤの構造により、
パンクが発生する可能性が高くなる事象があり、
当時は、メーカーがコースの変更や、
(当時はタイヤ無交換ルールだったので、)タイヤ交換のルール適用などを提案されたが、
全て却下。
2006年のレースは、20台中、14台のミシュラン社ユーザーがスタート前委にリタイアして、
ブリヂストン社ユーザーの6台だけのレース…F1史の黒歴史として、語り継がれています。
では何故、今回はそんなルールが適用されたのか…
それは、F1が「競技<興業」になったこと。
2006年当時と現在では、F1の権利者が違います。
F1そ運営がヨーロッパ資本からアメリカ資本に変わり、
それに伴い、F1も変わりました。
わかりやすく言うと、「公社」から「民営」に変わったような感じです。
レースも見やすく、わかりやすくなりました。
賛否は色々あるでしょうが、良き方向に向かってくれれば問題ありません。
まぁ、レースを見たルール変更の感想は…
これが常態化したら、車作りの定義が変わってしまうから、
やるなら、運営元(大家)方向性をちゃんと示さないと、
チーム~観客等の関係者(店子)は混乱して、撤退等しますわ。
それを好む関係者に変わるか、誰もいなくなるか…
それはそれで見物です。