日々雑記#104 – 2023.9.12

日々雑記

飛行機に見る、資本主義のヒエラルキー

昨日の帰りのゆいレールにて、
福島県から「成田空港」経由でお帰りになるご夫妻との会話(の抜粋)
きっかけは、お土産物を入れている袋が持ちづらかったのでお手伝いの声かけをした所から…

・どうしても、違う文化なので、(お土産)買い込んでしまいますよね
 ⇒沖縄発送だと、結構料金も掛かってしまうんで…大荷物になってしまいました…
・私たちは「成田空港」ですが、何方まで…「羽田です。」
 ⇒どうしても便数の利便性などを考えると、首都圏の空港になってしまいますよねぇ…
・でも、飛行機って、席ごとのサービスの違いが凄いですよねぇ
 ⇒保安検査とか、持ち込み重量とか…

うん。そうだよな。
と、前々から思っていたことが若干整理出来ました。

確かに、沖縄や北海道から荷物を送るとなると、料金は割り増しになります。
ましてや、燃料代や人件費、かつ、2024年問題を控えて、今後の値上がりは必至でとなると、
沖縄県等の価格も変わってくるのかなぁと思います。
今回、コンビニも利用しましたが、結構、地元の企業や工場の生産物が多かったので、
正直、同じ内容の商品でも安いものがありましたが、
すぐには価格の高騰は無いにしても、原料価格は上昇するので、
同じような価格になっていくのかと思います。(来年2月に検証ですね。)

地方の空港も、利便性が悪いので使われる機会が少ないと、
結局、利用者が少なくなるので、もっと利便性が悪くなる悪循環…
これは、公共交通機関共通の問題で、不便だから利用しないの悪いループの典型…
だからといって、増便することも出来ないし…
全体の交通インフラが上昇しないと解決が難しい問題かと思いますね。

飛行機のランク(席やマイレージの特典など)って、
結構、資本主義の典型的なヒエラルキーを表してる思っています。

クラスの高い席をできる限り正規料金で購入した人には、
手厚いサービス(に繋がるマイレージ付与)がなされます。
機内荷物の容量の増加・優先搭乗やラウンジ利用…などなど…

先行して予約すれば、割引が利きますが、
便の変更などに制約がでたり、付与マイレージが減少したり…

これを、真似ようとしているのは、新幹線ですね。
でも、今のまままでは、正直、無理だと思います。

なぜか? 法律と、JR各社が中途半端だからです。

JR東日本とJR北海道は東北新幹線では成功しそうですが、
それでも現在の「グランクラス」を
(ANAの)「プレミアムクラス」相当のサービスにするのには失敗している。

最近、東日本・東海・西日本(・九州)各社は自社オンライン予約サービスやポイントに力を入れているけれども、会社ごとに独立してしまって、結局使いづらい…。

東日本管轄では上級顧客でも、東海に行ったら一般顧客…
これじゃ、「乗客」は「上客」になろうとはしないよ。

航空会社は、アライアンスも有るので、その点はカバーしているし、
青い会社と赤い会社も一部の路線では共同運行をしているので、
地方路線でなければ、サービスが格段に落ちることもない。
そこら辺が、きちんとフォローされているから、
顧客が上級顧客を維持する意味が感じられる仕組みが出来ているんだろうな。

最近、飛行機を使って思ったけど、
安全の都合上実現はかなり難しいかと思うが、
保安検査さえ簡素化(搭乗までの時間が短縮)出来るようになれば、
下手すると長距離新幹線が負ける(お金を落としてくれるお客様がいなくなる)ぞ…と。

個人的に、東海の車内販売方法の変更はその序章のような気がするが…

もし、北陸新幹線が新大阪まで延伸完了すれば、
やろうと思えば乗り換え不要で鹿児島から北海道まで行けるのよ?

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