今話題の「自動車保険」の継続案内が来ました。
一昨年から、「FPが自分で保険の内容を説明できない(=組めない)」のは如何なものか…
というのがあったので、2年前からディーラーお任せだった「代理店自動車保険」を「通販型自動車保険」に変更しました。
事故が多く、等級が未だ低いですが、一時期は最低等級にまで落ちましたが、
その間、代理店型自動車保険は、ありがたく契約を継続していただけました。
しかしながら、更新時の「更新案内のお知らせ」に記載されている内容を精査した結果、
「義理は通した」と判断し、人生初の自動車購入からお世話になっている営業さんに相談(ことわり)の上、先に記載した「FPとして、損害保険の商品構成をしたい」という理由も添え、了承を頂きこちらも「義理を通して」通販型自動車保険へ移行しました。
(ディーラーさんには事故の時・困ったときに大変お世話になっていて、多少無理も利いていただいたので、無碍に変更しますと言うわけには個人的にいきませんでした。)
では、「通販型自動車保険は優秀か?」といわれると、正直「素人にはお勧め」できません。
確かに、保険料は安く、代理店型自動車保険と保証内容に劣っている点はありません。
しかし、素人が迂闊に手を出して良いものではないと思います。
ここでの「素人」は、(損害)保険に関しての部分もありますが、「自動車業界」に関してのある程度の仕組みや知識も必要になります。
そうです、これを悪い意味で上手いこと利用しているのが、今回世間を騒がせている事件なのです。
顧客を考えているお店(メーカー・個人を問わず)はこの逆で、このような店舗の代理店型自動車保険に加入することは私は止めることはしません。(むしろ勧めるかもしれません。)
経済状況などの理由もありますが、付き合いが長く(家族ぐるみなどを含む)、信頼できると自分で思っているなら、お店で保険内容を相談しながら代理店型自動車保険へ加入することをお勧めします。
なぜなら、その人(家族)の運転遍歴やクセ、整備状況の傾向とかを判断して、それに合う保険内容や特約をみたたてくれるので、結果、保証の無駄のない保険を組むことができます。
また、自動車保険は、その時期に発生した事故にあわせて商品を改定(善し悪しあり)していきます。
正直、変更内容を正確に理解することは非常に難しいです。
私が「通販型自動車保険」で保険内容を組む際にも、当時の保証内容をもとに作成しました。
自動車保険の「更新のお知らせ」にある提案は(代理店型も通販型も)ハッキリ言って信用できません。
あくまであのお知らせは「今の契約内容に合わせて」以下のトッピングや変更をしています。
・今の契約に、現在で加入できる保険「商品」をそのまま移しました。
・今の契約に、私どもお勧めの保険「商品」を加えました
・今の契約の保障を少し足してみました。(ただし、「商品」です)
がほとんどだと思います。
「そのまま移した」を単純に継続すれば良いわけではないのです。
なぜなら、保険「商品」は、あくまで「商品」ですので、内容が変わる場合があります。
先に記載の通り、毎年、事故状況に合わせて商品は改定されています。
良い改定もあれば、悪い改定もあります。
商品内容を知らないと、「今まで保障されていた内容が、実は更新後は保障されていなかった。」ということがあります。
代理店型自動車保険は代理店は、説明の上、更新提案をしてくれるお店がほとんどです。
しかし、通販型自動車保険は、自分で変更説明を探して・読んで・理解する必要があります。
まぁ、これができれば、良いんですが、自動車業界の事も少しは知っていないと、保障内容がカバーされていない部分が出てしまうのです。
あくまで保険は「何かあったときにほぼ経済的無傷で回避ができる」ものですので、保険料を払って、回避できなければ無駄なのです。(商品的にはゴミなのです。)
保険屋さんに丸投げでもいけませんが、自分で契約内容を知っていないと、
無傷で済むどころか、(納得のいかない)損害ができしまうという保険の意味が無くなります。
保険契約は、感情と経済的負担を分けて考えない(理解しない)といけない商品なので、
ある程度の信頼できる担当者やFPなどに依頼するのがお勧めです。
さて、今の保障内容と、今の保険会社を継続するか、ほかの通販型に移行するかを検討しないと…
(アフターコロナや技術進歩、ガジェットの普及で色々保険商品の保障内容が変わってきています。)