日々雑記#204 – 2023.12.21

日々雑記

Amazonプライム料金から考える

現在、Amazonプライムって、日本は諸外国(米国や欧州)と比べて、値上げしたとしても格安です。

日本人の可処分所得からすると確かに高いですが…

私は、サービス水準(内容ではない)を考えると価格妥当性に疑問を持ちます。

何故、Amazonは、プライムの価格を上げあれないのかは、Amazonが日本で市場を制覇していないからです。

携帯電話でも、フューチャーフォンを「ガラパゴス携帯」という言い方がありましたが、

ビジネスシーンでよく、「ガラパゴス」と言って、「孤立した環境で独自に発達した物事」のことを指します。(ガラパゴス諸島の生態系から言われています。)

日本(人)は、今まで政府の規制や、護送船団方式、日本人の諸外国からの文化・潮流・思考を上手いこと選別し取り入れ、日本人に合わせるように変化する事が優秀なため、世界的に見ても進化したサービス・商品が多数出ていました。

今や、生活のサービスは、外国資本(法人)がだいぶ優勢になっていきました。

SNSでは、mixiではなく、X(Twitter)やInstagram・Facebookなどが主流になり、

動画配信サービスも、昔は「ニコニコ動画」が主流であったものが、Youtube、
「U-NEXT」も頑張ってはいますが、Amazon Prime VideoやNetflix・Huluなども乱立しています。

携帯電話も、スマホになってから、国産メーカーは殆ど製造市場から撤退しています。
(携帯最強の三菱は撤退、NECは中国資本へ、スマホ市場でも最強と呼ばれた富士通すらも撤退しました。いまや、シャープは台湾です。)

さて、Amazonが日本で強気に出られない理由の一つが、「楽天市場」です。
(ヨドバシ.comも良いのですが、取り扱い範囲が限定されるので、頑張っていただきたい。)

楽天市場が頑張ってくれているおかげで、日本でのEC市場では優位的立場には立てません。

しかし、最近の楽天グループの弱体化によって、形勢が変わってしまう可能性が高くなりました。

何で、国・自治体は日本(資本)企業・日本のサービスを積極的に使用しないんですかね。

「これ(日本資本のサービス・商品)を使いましょう」とは流石に強制は出来ませんが、

ライフラインの一部に関係する、国・自治体が外国資本の商品・サービスを使用していたら、

国民・住民はそちらに流れてしまいますよね。

LINEが問題多すぎなのに、使われて、マイナンバーカードが批判される。

住民情報を管理するデータセンター(サービス事業者)が適正に運営されるか分からない。

おかしな状況になっています。

国民・市民が、自分で適正な判断(知識)で国益を優先した商品・サービスを選定することは不可能です。

自己防衛は出来ますが、国(政府)・自治体から限定されたら、使うしかないんです。

有権者は全てを知る必要は無いですが、マスコミの報道だけを見て批判するのでは無く、
来る、国民の権利である選挙のために日々の情報収集と思考・自分の考えの確立が重要です。

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