読後所感：マネジメントを楽にする『ゆるリーダーシップ』
著者の渡邊幸洋(わたなべゆきひろ)さんは、現在私が受講している講座で共に学んでいる方で、
執筆を薦めていた本が無事出版されましたので、購入・拝読いたしました。
この本は、リーダーのマネージメントについて、管理・監督を重視するのでは無く、
メンバーの自主性に任せる事により、メンバーの自立・成長とリーダーの管理業務を両立させ、業務効率を上げる手法が書かれています。
現状のリーダーの悩みが「はじめに」の項で4例ほど列挙されていますが、
最初の三つが、前の職場で管理職が悩んでいた部分に(現象が)かぶっていました。
内容を読むにつれ、私が思案していた解決策に近いことが書いてあり結構共感すると共に、
そういう動きだったら、職場環境(人間関係)は少しは変わったのかなぁ…と感じました。
拝読後に、著者とお話をしましたが、本の題名こそ「ゆるリーダーシップ」ではありますが、
メンバーが読む事によって、メンバーとリーダーの部門運営方針の共有やそれぞれの立場によって、問題に対処する範囲、対処出来ない範囲を把握することで、どちらがどこまで動くべきか、どう解決に向かっていくかを知ることが出来ると思いました。
これにより、お互いの「動いてくれない」の”誤解”が解け、職場環境、職場の生産性が向上してスムーズな業務運営が出来るようになると感じました。
多分、会社を辞める判断をする前にこの本に出会っていたら、辞めなかったとは無かったとは思いますが、
多少、認識違いによる職場環境の悪化を抑えて、会社を辞めることが出来たのかなぁ…と思いました。
まぁ、他人を変えることはほぼ無理ですので、辞める時期が延びていたぐらいですが、
辞めていなかったら、この本はおろか、渡邊さん出会いもありませんでしたので、結果、良かったです。
